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コーエン兄弟によるクライム(?)・コメディ。ロサンゼルスを舞台に、主人公の不良中年、"デュード"・リボウスキが、同名の富豪の妻誘拐事件に巻き込まれて引き起こす騒動を描く。
コメディ映画として単純に楽しいのと、コーエン兄弟らしいレトロ・スタイリッシュな映像感覚と、印象的な音楽もあいまって、とても印象のよい映画でした。幻想描写もトガっていながらバカバカしくて素敵です。
最大の爆笑はドニーの散骨シーンで、スティーヴ・ブシェミほどの俳優をこのシーンのために(?)使い捨てたかと思うとさらに最高。ウォルターはコメディ映画史上でも屈指のトリックスターだと思うけど、そのベトナム退役軍人て設定が何一つ人格に深みをもたらさない、批評性のガン無視も非常にかっこいい。フィリップ・シーモア・ホフマンもいい味出てるけど、もっと出番が欲しかったかな…。
なんつーかバカみたいな感想で申し訳ないけど、やっぱこの人らの映画かっこいいわ。祭の開催も近いな。
- 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
- 発売日: 2012/12/05
- メディア: DVD
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