『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』

DVD。
ウェス・アンダーソンによるホーム・コメディ。離散していたテネンバウム一家の、再集結にまつわる騒動を描く。
キャラクタも美術も音楽も、ウェス・アンダーソンらしいハイセンスと愛らしさに満ちて、安心して浸っていられる作品です。さらにはキャスト、ジーン・ハックマンの存在感…つか単純に顔の説得力…はやっぱ異常だし、グウィネス・パルトロウの美しさは映画に一抹の毒と切れ味を持ち込んでいて。
序盤のポップで猥雑な楽しさに比べて、後半でややパワーダウンも否めないところだけど、ラストはじんわりと感動的だし、チャス父子が黒いジャージ着てたとこに一番笑った。
いい映画でした。ウェス・アンダーソン祭の開催を決意。『ダージリン急行』しか観てないしな。

ザ・ロイヤル・テネンバウムズ [DVD]