第94回天皇杯全日本サッカー選手権 準決勝 ジェフユナイテッド千葉 2-3 モンテディオ山形

2014.11.26@ヤンマースタジアム長居
勝ったッッッ!!! 決勝ッッッ!!!
という歓喜のスタジアムでありました。東北勢で80何年ぶりとか、J2からの決勝進出とか、偉業を飾る数字は正直どうでもよくて*1、ただ単純に目の前の勝利が、そして彼らのサッカーをまだ見続けられるということが嬉しい、白熱のシーズン最終盤。
中二日でまさかのスタメンフルメンバー、さすがに全体の運動量は平常通りとはいかなかったけれど、その分ロメロと舩津の投入で3ボランチにし、プレスとキープの効力を取り戻す、という石崎采配の妙を堪能しました。多分リーグじゃ一回もやってない形だし、ボムがサスペンションの決勝に向けて舩津を実戦投入できたという点でもさすがの采配であったと思います。二回追いつかれて*2なお突き放す、選手たちのメンタルも含め、いい具合に研ぎ澄まされてきたね。
今日のMVPはなんつっても山田拓巳。先制点に繋がったタイちゃんに完全に競り勝ったヘッドも、決勝点のタイちゃんの完全に裏取った飛び出しも、いずれも一級の攻撃的WBの仕事。先制のクロスはボムからだし、二点目のパーフェクトヘッドもボムなれば、正直今までウィークポイントと思っていたWBの二人の成長には土下座すべきです。ボムには決勝のピッチに立ってほしかった…。山岸神は少なくとも三回決定的なやつ止めてた*3し、バックパスのミスから二失点目の直接的な原因となった川西も、山岸神の鼓舞もあって決勝点でらしすぎるアシスト決めたし、なんだかすべての歯車がうまいこと回り出した気がします。
ジェフについては、アクシデントもあったとはいえやはりメンバー落としてくれて助かった。谷澤もやっぱりムカつくぐらいに巧かったけど、やはり注目して観てたのはJ2のアシスト王である左サイドバック。タイちゃんは攻撃能力においては凄味を増して、キックは特に100%いいボール入ってきてた*4けど、守備の軽さも相変わらずで。特に決勝点の場面は足刈ってでもスライディングいかなあかんと思うけど、レッドもらったらプレイオフ決勝がサスペンションだとそんなことが頭をかすめたのだとしたら、結局メンバー落としたそのマインドの波及でゲームは最初から決まっていたのだろうと、そんな上から目線の回顧。
さあ、もう明日は磐田戦だから慌てて書いたよ。もちろん味スタ行けると信じてるし、日産はもう新幹線含めてチケット抑えたよ。もうあれこれ考えても仕方ない、選手は走るだけだし、サポは声枯らすだけ。
熱狂の11月から、恍惚の12月へ。次戦は明日、J1昇格プレイオフvs磐田@ヤマハスタジアム
…先々週行ったとこだわ!

*1:他クラブ、特にソニー仙台のジャイキリの貢献度も高いしな。

*2:しかも自分たちのミスから。

*3:正面つかせるのもオーラだよね!

*4:直接FKの場面は狙いすぎだったけどな。