eastern youth "極東最前線 2020 あちらこちらイノチガケ"

2020.11.21@名古屋クラブクアトロ

『2020』レコ発。

素晴らしいライヴでした。いいアルバムのレコ発は当然いいライヴになる、って当たり前の結論だけでは片づけられないのは、言うまでもない社会情勢下、いつものクアトロでも様々な制約とイレギュラーがある中、バンドとオーディエンスに共有された思いが一段の味わいを加味していたからで。

どの曲にも…オールスターセットにも新曲にも…万感の思いがあったけれど、特に中盤「素晴らしい世界」は泣いたな。今この状況下、「素晴らしい世界」といって鳴らされる音楽の有難さ。美しく、力強かった。

吉野さんはMCで通販の過去最高売上をさして「情けを感じた」と言ってたけど、案の定アホほど買ってる俺は情けだと思ってないよ。これだけの素晴らしい音楽に触れるための、当然の対価だと思っています。

この日のクアトロの座席を埋めた皆も、きっとマスクの奥で同じように呟いたことでしょう。

セットリスト:1.今日も続いてゆく 2.存在 3.沸点36℃ 4.一切合切太陽みたいに輝く 5.カゲロウノマチ 6.月影 7.青すぎる空 8.素晴らしい世界 9.月に手を伸ばせ 10.雨曝しなら濡れるがいいさ 11.ソンゲントジユウ 12.踵鳴る 13.それぞれの迷路 14.あちらこちらイノチガケ 15.夏の日の午後 16.夜明けの歌 17.街の底 en.1 テレビ塔 en.2 裸足で行かざるを得ない