大沢在昌『走らなあかん、夜明けまで』講談社文庫

ネタバレ特になし。
東京から大阪出張に来たサラリーマンがヤクザ絡みのトラブルに巻き込まれ、一晩ドタバタやる話。
スピード感やタイムリミット・サスペンスの緊迫感はまああるけど、それだけ。小説としてはあまりに底が浅く、これといって語るべきこともないような作品。
思慮の浅い連中ばかりが出て来る中、ケンさんのキャラはまあかっこよかったかな。
評価はC。

走らなあかん、夜明けまで (講談社文庫)

走らなあかん、夜明けまで (講談社文庫)