奥田英朗『サウスバウンド』角川文庫

ネタバレ一応注意。
まあまあ。
序盤の「小学生小説」の部分は寒くて、やっぱ子供って書くの難しいなー石田衣良のやつも寒いし。森絵都天才。と思って読んでたんだけど、アキラおじさんが出てきて、んで下巻で西表島に移住してからは面白く読めるようになった。
でもなんかその場その場を読まされてる感じがして、小説全体としての構図・プロットのダイナミズムに乏しい印象。この作家は「書きながら考える」タイプの人らしくて、そういう先入観も影響しているのかもしれないが。
評価はB−。

サウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1)

サウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1)

サウスバウンド 下 (角川文庫 お 56-2)

サウスバウンド 下 (角川文庫 お 56-2)