フリーター女子のアレな日常を描いた4コマ。
後輩が「絶対好きです」とか言って貸してくれたんだけど、いや、コレ面白いわ。
4コマにおいて「笑える」というのはとても貴重なことで、そのなかに毒があって共感があって発見もある。特に「毒」に関しては、個人的マンガヒストリー、しかも思春期におけるそれに、新井理恵の『× -ペケ-』という作品が深く刻まれているので、「馴染む」ものを強く感じるのです。
だけどこのマンガにおける最大の見所は「おかしみ」が「哀しみ」に転化するグラデーション、あるいは切れ味の妙であって。連載各回はほとんどが「彼女もち」との話、ベッドでのオチでシメられているが、このパターンに最も顕著なこの文学的才能は作者にとっても自覚的なのであろう。
しかしこれ、どこまで実体験で書いてるんだろな。全部想像で書いてたら大文豪だと思うけど。
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