ネタバレ一応注意。
恋愛小説短編集。
正直言って最初から地雷の臭いがプンプンしていて、だったら読むな、あまつさえ買うなって話なんだけど。でもほのかにいい話が一つだけ、あるいは輝きのあるセンテンスが一節だけでも、と思って読んだのです。
が。
まさかスミからスミまでこんなにどうでもいいとは思わなかった。語るべき言葉がない。
ラストの表題作で描かれる「さよならデート」とやらは、シチュエーション的に面白いのだけど、主人公が無駄に自伝的なのはなぜ? その設定がナルシシズムに感じられて鼻につくどころの騒ぎじゃなかった。
評価はD。
- 作者: 石田衣良
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2005/05/20
- メディア: 文庫
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