古野まほろ『パダム・パダム 京都府警平安署 新任署長・二条実房』光文社文庫

ネタバレ注意。

1980年の京都、眼球を刳り抜くシリアル・キラーに対する新任署長・二条の苦闘を描く警察ミステリ長編。

まほろらしく、警察ディテールと細やかなロジックが愉しめます。

…が、警察内部のビジネス小説的なやり取りには、正直言って辟易。せっかくの休みに、なんでこんな殺伐とした厭な世界読まされなかんねん、つって。

評価はC+。