ネタバレ一応注意。
シリーズ第二弾の連作短編集。
「麿」とかいう即物的な敵が出てきて、エンタメに殉じた二作め。テンポもいいし、蘊蓄も愉しめて、悪くはないと思う。主人公の造形がアレなので、ラヴの要素はちょっといたたまれないとこがあるけれど。
でもこれじゃ、まほろのラノベは売れる気配ないなー、新潮nexのシリーズも頓挫したっぽいし。警察小説のが活路ありそう…書いてほしいのは天帝シリーズだけど。
評価はC+。
おんみょう紅茶屋らぷさん ~式神のいるお店で、おかわりをどうぞ~ (メディアワークス文庫)
- 作者:古野 まほろ
- 発売日: 2017/01/25
- メディア: 文庫