『カリートの道』

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30年の刑期を5年で終えて出所した元麻薬王、カリート・ブリガンテが巻き込まれる抗争と、その夢の行方を描くクライム・サスペンス。

脚本・演出共に、クライマックスに近づけば近づくほどなんだかベタに感じられて、よくある、と言ってハードル上げすぎであれば、せめてよくできたギャング映画という印象を抜け出るものではなかった。電車内おっかけっこはベタだったし、パチャンガが寝返ってる情報がありつつゲイルを託したことが、なんの伏線でもどんでん返しでもなかったことが不可思議で不満だった。ここでひっくり返すためのカットバックだと思ってたのに、なんとそのまま死にやがった…「疲れた」じゃねーよ、なんか仕込んどけよ、と。

まあ、アル・パチーノは完璧にかっこよかったのでいいですけどね。ショーン・ペンもハマり役だった。ちょっとゲイル役の女優さんがいまいちだったけどな…。

カリートの道 (字幕版)