ネタバレ注意。
札幌と東京にそれぞれ暮らす二人の女子大生の、運命の交錯を描く長編。
ネタは早い段階からあからさまなので、どうしてもウダウダと冗長に感じてしまうし、キャラクタもエピソードもいちいち安っぽい。
二人が出会う場面こそ、さんざん引っ張っただけあって名シーンだとは思うが、それで物語がきちんと完結したとは思えないなあ。背景にある政治権力との絡みも有耶無耶になってしまってて、クズに報いがないのが厭だわ。
評価はC。
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1996/09/20
- メディア: 文庫
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