東野圭吾『パラレルワールド・ラブストーリー』講談社文庫

ネタバレ注意。
幼馴染で親友の二人の男性研究者が、後輩の女性含めた三角関係に悩む…端的には陰キャ陽キャが鞘当てのあげく、研究してた記憶コントロール技術で頭パッカーンになるお話。
キャラクタも、彼らの恋模様も、研究所/テクノロジィの理系描写も、サイコサスペンス展開も、いずれも魅力に乏しく、薄っぺらな印象しか残らなかった。
外見的魅力に乏しい理系男性の「献身」が描かれる点で『容疑者X』の変奏的ではあるが、内容的には比較にならないレベルで乏しい。
評価はC。

パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)

パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)