2017.11.11@豊田スタジアム
我らがモンテディオは昇格の可能性が潰え、残す試合もアウェイは遠方ということで、他クラブの昇格争いでフットボール成分を補給しようという試み。別にどちらを応援しようというのではなかったですが、チケットがアウェイゴール裏しか余裕なかったのと、まあ来年の事考えたら近場のアウェイは貴重だし…ということで千葉ゴール裏で「WIN BY ALL」やってきました。
そしてトヨスタに展開されたのはまさかの虐殺ショー。千葉はハイプレスサッカーのお手本のような、名古屋はそれを受けてボロボロにされるパスサッカーのお手本のようなプレイでした。スコア以上の圧勝劇でした。
千葉は何より、球際と空中戦で完全に相手を凌駕していたのが大きかったです。特に前半は空中戦勝率100%だったのでは。ラリベイの圧倒的な存在感と、町田也真人のかつてと見違えるようなファイタぶり、素晴らしかったです。最終ラインのなんだか聞き覚えのある韓国人プレイヤも、ガブリエル・シャビエルや後半からはシモビッチを相手に回して、一歩も引かずに完封、キャリアベストと言える働きぶりだったのでは。よくがんばったねボン。
名古屋はいとも容易く裏取られまくった最終ラインも酷かったけど、あれだけ球際で劣勢だとそりゃ無理だよね。シャビエルも試合勘の問題かオフサイドかかりまくりで、どう考えてもまだ早かったのではと。前半は巧いチーム同士で楽しいなあと思っていたけど、後半はいたたまれないレベルでの崩壊。
シーズン後半尻上がりに調子を上げて、降格初年度の名門のホームラスト試合で完勝って、何年か前にどっかのチームで見た光景だな…その後の展開も考えると、多分千葉はプレイオフ滑り込んで、名古屋との一回戦佐藤優也のヘディングで勝つよ。そんな因縁を勝手に感じつつ、せっかく歓喜に混ぜてもらったし、来週もなんの因果か関東にいるので、フクアリにお邪魔しようかと思っています。今季残りは千葉を応援しよう…ボンいるし。
で、帰って来てDAZNで長崎の昇格を見届け。今季前半にあった旧経営陣によるドタバタからのV字回復ぶり、あまりに鮮烈でした。利弥パパのマネジメントと、それを完璧に遂行した、決してタレント集団とは言えない選手たちの奮闘と一体感は、これぞJ2魂の体現と呼び得る素晴らしいものだったと思います。待ち受けるJ1（ゼイワン）は修羅の世界ですが、「最強の新参者」の名は、そこでこそ最高に輝くでしょう。健闘を期待しています。
…しかし高田明、最高のホワイトナイトだな。当たり前だけど、プロヴィンツィアの経営において、トップの資質の無限大の重要性…某チームを顧みて嘆息混じりの感嘆。敬意を表して、ジャパネットでダイソンでも買おうかな（欲しいだけ）。
