ネタバレ一応注意。
狩野俊介シリーズのスピンオフ(?)。野上探偵が一人で挑む、富豪家の殺人事件。
うーむ、「探偵小説」としてはともかく、「本格ミステリ」としては体を成していないように思うのだが。解決もなし崩し的でスマートさに著しく欠けるし、出てくる人間がそれぞれ、非現実的に短絡的。
プロットだけなら原リョウあたりにもありそうな感じだけど、いい加減全体に稚いね。
評価はC−。
- 作者: 太田忠司
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2003/02
- メディア: 文庫
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