太田忠司『白亜館事件』徳間文庫

ネタバレ注意。
肉食恐竜の化石が展示された館で起こる殺人事件を描く、狩野俊介シリーズの長編。
今までの長編では一番よかったかも…メカニカルなトリックはシンプルで、このテのトリックに一番大事な必然性も認められる。
犯人の造形にも味わいがあって、シリーズのビルドゥングス・ロマン要素にも馴染んでるように思った。…つか、自分が病み上がりなもんで病人キャラにシンパシィがあんのかもw
評価はC。

白亜館事件 狩野俊介

白亜館事件 狩野俊介