ネタバレ一応注意。
「X」「新探偵小説」「真珠」「フーダニット」からの選集。
うーん、小説としてはあまり興を惹かれるものがなかったというのが正直なところ。ただエッセィなどに関しては、戦中戦後の混乱と、その中で探偵小説が辿った趨勢、愛好家たちの日常が垣間見えて興味深かった。
小説ではさすが高木彬光「悪魔の護符」のまとまりのよさ、存じ上げない名前ながら杉山平一「赤いネクタイ」のシンプルさあたりがよかったかな。
評価はC+。
- 作者: ミステリー文学資料館
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2002/12/10
- メディア: 文庫
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