ネタバレ注意。
というわけで本家の方。
だけどこの薔薇十字探偵のシリーズは、あくまでものスピンオフ。君主と下僕のコント的なやり取りに筆が走る走る。つかやりすぎ。
ミステリ的には、三本の中編がどれも似たような構造、結局陰謀なもんだから、まあそういう連作なのだけれど、メリハリに乏しく、ノリきれなかった気がします。「五徳猫」あたりはまあ、「なりすまし」モノとしてオーソドックス過ぎるきらいはあるにせよ、一番キレイにまとまってて良かったとは思います。
評価はB−。
- 作者: 京極夏彦
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/10/16
- メディア: 文庫
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