京極夏彦『文庫版 書楼弔堂 炎昼』集英社文庫

ネタバレ注意。

明治末期、書鋪を訪ねる人々の、本との出会いを描く、シリーズ第二連作集。

松岡と塔子の縦軸の物語は、もうちょっと深めてほしかったように思うけど、それはシリーズ、もしくは他の作品でなされたりするんだろうか。松岡はそれに足る役者と思うが…。

それ以外は、正直店主の演説聞いてるだけで若干物足りない。乃木希典の人物像は面白かったな。

評価はC+。