京極夏彦『オジいサン』中公文庫

ネタバレ注意。

益子徳一、七十二歳独身の生活と思索を描く老人小説。

ホントにただのおじいちゃんの生活と、(主に電器屋との)会話しか描かれていないのに、読み物として成立してるってのはさすがだと思う。ラストはちょっとウルッときたし。

まあ、なぜコレを書いたのか、そして読んでどうなるのか、疑問としてはあるのだが…。

評価はC+。