フジファブリック/アルファ "倶楽部AKANEIRO"

2007.2.17@名古屋クラブダイアモンドホール
フジファブリックの対バンツアー。名古屋はアルファが相手でした。
というわけで。
①アルファ
高低二人のMCに、コーラスワークを多用するDJの三人組HIPHOPチーム。
俺自身正直スパルタが観たかったと思っていた一人でしたが、会場はぶっちゃけアウェイ感。しかし抜群のMCのうまさで引っ張って、会場をそれなりの空気に持っていった。
基本的にはアッパーでエンターテインなHIPHOPだけど、プログレ的な混沌が顔をのぞかせる部分があって、そうした部分で親和性があるのかしらと思った。
ラスト三曲ぐらい、シリアスだったりスケール感を感じさせる楽曲が続いて、そのあたりの印象が良かった。俺はHIPHOPにパーティを求めていないのだと思う。
フジファブリック
名古屋来たら欠かさず観てるけど、相変わらず素晴らしいパフォーマンス。貫禄すら感じさせた。
近田春夫が「考えるヒット」で「蒼い鳥」を絶賛してた時、音源での先鋭性とライヴでの再現性を兼ね備えているところがこのバンドの魅力だと云っていて、俺も正にその通りだと思ったけど、その得難い魅力はやはり「東京炎上」「蒼い鳥」といった最新楽曲で最も顕著だった。個人的には特に「東京炎上」、彼らの多数あるライヴ・アンセムの中に、新たなカラーで一際屹立する名曲だと思う。
前回に引き続いて城戸紘志が叩いていたが、今まで観たあらゆるドラマーの中で一番かっこいいかもしれん。しょっぱなからスティック回してみせていたが、手数が多くなる場面での高揚感は尋常ではなかった。金の取れるドラムだわ。
ダブルアンコールとはいえ物足りない曲数だったので、またワンマンが観たいですね。
セットリスト:①ムーンライト②モノノケハカランダ③新曲④東京炎上⑤午前3時⑥蒼い鳥⑦新曲⑧虹⑨TAIFU en.1 ①アルファ曲(コラボ。志村がやたら動くドラムを披露)②銀河 en.2 ①ダンス2000