手塚治虫『どろろ』(全3巻)秋田文庫

数奇な運命を背負う青年・百鬼丸と、それになついた盗賊見習い・どろろの妖怪退治の旅を描く時代活劇。

今読んでも充分面白い完成度。加えて女性の被虐を描かせた時にマンガの神様の作家性…というか性的嗜好が全開で、読みどころはたっぷり、さすがの代表作です。

しかし結局四十八も倒さずに駆け足で終わったのは、まさかの打ち切りなんかな…? でもなんか、飽きたのと単純にネタの枯渇って感じもするな…。