2022-07-24 米澤穂信『いまさら翼といわれても』角川文庫 reading ネタバレ注意。古典部員たちの過去と未来に関わる事件が描かれる、シリーズ第六弾の作品集。日常の謎としてのプロットの妙というより、各人のビルドゥングス・ロマンに力点が置かれている感じで、元よりこのシリーズに大した思い入れのない私にとっては、いまいちテンションの上がらない本でした。中では、「鏡には映らない」がシンプルでよかったかな。評価はC+。いまさら翼といわれても (角川文庫)作者:米澤 穂信KADOKAWAAmazon