ネタバレ一応注意。
ある事情から逃亡犯となる主人公の少女が、ダストシュートに全裸でいた、白皙の美少女(記憶喪失?)と出会って始まる、東京大冒険小説。
例によってファミ通文庫初版、ラノベらしい饒舌な一人称、狂騒的なテンションで物語は進むが、その中に繊細な抒情や、青春・友情というものの美しさ、儚さが確かに表現されていると感じられるのが作家の実力であり、凡百のゴミラノベとは違うところですね。
千晴が一番可愛くて愛せた。
評価はC+。
- 作者: 桜庭一樹
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2008/10/24
- メディア: 文庫
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