筒井康隆『馬の首風雲録』文春文庫

ネタバレ一応注意。

24世紀、馬の首星雲で起きる戦乱を描くSF。

「戦争テーマのコラージュ」という志向らしく、様々なガジェットとアレゴリィの横溢して、エネルギィに満ちた長編。笑えるところ、哀しいところ、残酷なところとゴッタ煮で、ファルス文学として戦争を描くという試みは達成されているだろう。

俺は正直ちょっと、どう読んでいいか分からんかったけど…そんな不調法者でも、ユタンタンの覚醒には笑いました。

評価はC。