柄刀一『幽霊船が消えるまで』祥伝社文庫

ネタバレ注意。
天地龍之介シリーズの連作短編集。
「死が鍵盤を鳴らすまで」の絶対音感とか、「石の棺が閉じるまで」*1の比重とか、トリック・メイカとしての才気は感じられるけど、やっぱ文章・描写の質が絶望的に合わなくて、全く集中できないんだよな柄刀作品…毎回言ってることだけど。
《太っ腹な滋味》だの《果断に体を動かす》だの、俺が校正だったら直すけどなー。
評価はC。

*1:タイトルからしチェルノブイリ絡みじゃないかと期待したが全然違ったw 三月宇佐見シリーズでやってくれないかなー。