ネタバレ特になし。
とりあえず、1位と2位は抑えましたよ、というのは例年に比べてマシなほう。それ以外を親本でさらうテンションにならないのはいつも通りです。
この本でも主な見どころは、オールタイム名探偵ランキングの方だったな、ということでワタクシの個人的ベスト。括弧内に作家、シリーズ名、探偵として最も魅力的な作品を。
1位 メルカトル鮎(麻耶雄嵩、メルカトル鮎シリーズ、『鴉』*1)
2位 榎木津礼二郎(京極夏彦、京極堂シリーズ、『鉄鼠の檻』)
3位 犀川創平(森博嗣、S&Mシリーズ、『すべてがFになる』)
4位 御手洗潔(島田荘司、御手洗潔シリーズ、『アトポス』*2)
5位 ニール・ケアリー(ドン・ウィンズロウ、ニール・ケアリーシリーズ、『ストリート・キッズ』)
次点 葉村晶(若竹七海、葉村晶シリーズ、『依頼人は死んだ』)
しかしこういう企画に限らず年次ベストではいつも思うけど、本人がそれにまったく価値を見出していないだろうことはともかく、森博嗣作品がまったく黙殺に近い扱いであることは意味不明の領域なんですけど…。
評価はC+。
- 作者: 探偵小説研究会
- 出版社/メーカー: 原書房
- 発売日: 2014/12/05
- メディア: 単行本
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