青崎有吾『アンデッドガール・マーダーファルス 1』講談社タイガ

ネタバレ注意。

吸血鬼や人造人間の跋扈する19世紀ヨーロッパ、それら人外専門の探偵として不死を生きる生首少女・輪堂鴉夜と、その半鬼半人の助手・真打津軽の活躍を描く連作。

面白かったっす。特殊条件本格としてもロジカルなことがやられているし、ラノベレーベルなりの中二要素も、楽しそうに、しかしイタくならない絶妙な線を衝いてやりたい放題。こうしたセンスは裏染天馬シリーズにも共通した美点ですね。

ポアロも出てきて、ホームズネタもガッツリ、普通にシリーズ楽しみだわ。

評価はB-。