Cocco "ザ・ベスト盤ライブ5本〆"

2011.10.3@Zepp Nagoya
ベスト盤のレコ発。
歌声はもちろん圧倒的で、バンド・サウンドのスケールとカタルシスも盤石だった。これぞロックのライヴ、というエモーション炸裂。あまりにも伸びやかに響きわたる歌声と轟音は、Zeppクラスじゃあスケールに追いついていないように感じられた。
「カウントダウン」*1や「けもの道」、ハード・グランジの攻撃性も、「雲路の果て」や「絹ずれ」のエモーショナルな喚起力も、「Raining」「ポロメリア」「樹海の糸」の完全無欠の名曲ぶりも、「羽根」*2や「焼け野が原」の無限のスケール感も、いずれも素晴らしかったけれど、俺は何よりステージ上のCoccoが楽しそうに笑顔で歌ってる瞬間に一番幸福を感じました。なので「甘い香り」が本日のベスト・アクトですが、他にもほぼ時系列、ベスト盤の曲順通りのセトリに突然のサプライズをもたらした「初花凛々」、繰り返されるメッセージがとても感動的だったラストの新曲も、それはそれは素敵でした。
光の演出が見事だったとか、「ニライカナイ」のエイサーが神がかってたとか、記すべきことはたくさんあるんだけど、今一番思うのは、これからもCoccoがずっと、あんないい笑顔で歌い続けてくれるようにと、そのことだけです。
…でも、「Never ending journey」はハナからないにせよ、「流星群」は聴きたかったぜ。
セットリスト:1.カウントダウン 2.強く儚い者たち 3.Raining 4.雲路の果て 5.樹海の糸 6.ポロメリア 7.けもの道 8.星に願いを 9.羽根〜lay down my arms〜 10.Rainbow 11.焼け野が原 12.ガーネット 13.blue bird 14.初花凛々(SINGER SONGER) 15.花柄 16.音速パンチ 17.甘い香り 18.ニライカナイ 19.絹ずれ 20.玻璃の花 21.新曲

*1:達身、一番大事なとこミスったよね?

*2:音源ではあまり好きじゃない曲なんだけど、ライヴは凄くよかった。本日最大の発見。