チャットモンチー "Hall In Love Tour 2009"

2009.5.2@名古屋国際会議場センチュリーホール
「誰かの孫」。*1
ということで『告白』レコ発・ホールツアー。セットリスト見てもらえば分かる通り、『告白』の曲と収録シングルのカップリング以外の曲は四曲のみ。『生命力』以降『告白』までのリリース・活動が、いかに充実して、バンドとしても満足度の高いものであったかそれだけで分かるし、ライヴアクトもそれを実証するものであったと思います。
で、ロックのライヴではおそらく初めての三千人キャパの会場、席は二階の二列目でした。普段のライヴハウスとはやっぱり違って、はっきりと反響の分かる音環境、没入感や一体感という部分ではやはり落ちたのだけど、その分客観的に、彼女たちのアクトの凄みを目にすることができたと思います。
「海から出た魚」や「CAT WALK」のギターソロ、言わずもがな「Last Love Letter」のイントロベースソロ・「海から出た魚」の変則奏法による深海の表現、「ヒラヒラヒラク秘密ノ扉」におけるハイハット使い、どれもえらくかっこよかった。そしてそれらがバンド・アンサンブルとして合致した、「染まるよ」や「やさしさ」といったスロー/ミディアムナンバーの表現は、ボーカルも含めてエモーション爆発。「染まるよ」は照明の演出も素敵だったし、「やさしさ」はマジで泣きました。
自分らでも「ノリにくさ」を自覚してたらしい「ハイビスカス〜」を客上げて演ったのはなかなかの戦術だと思うし、ご当地コーナーも愛らしかったけれど、もっともっと曲を聴きたいという思いは残った。特にミディアム系、「恋愛スピリッツ」か「世界が終わる夜に」はどっちかやっぱり欲しかったし(流れ的に難しかろうが)、「湯気」か「意気地アリ」でアガりたかった。
で、そういう部分を補完するのがライヴハウスツアーだろうと思うのだけど…チケット取れませんでした…誰か僕を連れて行ってくださいませんでしょうか。
セットリスト:1.8cmのピンヒール 2.Last Love Letter 3.海から出た魚 4.恋の煙 5.CAT WALK 6.片道切符 7.長い目で見て 8.LOVE is SOUP 9.ヒラヒラヒラク秘密ノ扉 10.親知らず 11.Good luck my sister!! 12.あいまいな感情 13.染まるよ 14.余談 15.やさしさ 16.風吹けば恋 en. 1.ハイビスカスは冬に咲く 2.シャングリラ 3.ハナノユメ

*1:「次の条件にあてはまる人は起立してください」とのフリにえっちゃんが放った衝撃の一言。