島田荘司『消える上海レディ』光文社文庫

ネタバレ注意。

雑誌記者の主人公が上海への旅の途上、謎の「上海レディ」に襲われまくる、トラベル・サスペンス長編。

偶然…というかご都合主義と、狂気の空騒ぎに満ちた珍作でした。このババアが犯人だってことはすぐに分かるけど、それに付随する無理筋たちは全く読めなかったな…。

まあ意外性とか驚きというものではなく、虚しい思いをするだけだったが。

評価はC。