萩尾望都「Marginal 1」小学館文庫

2999年、唯一の女、「マザ」をいただく地球世界を描くSF。

一巻しか持ってなかったけど、SF的創造力のスケール感、キャラクタの願望やスタイル、流れるようなコマ割りを含めた総合的な画の美しさ、詩情に溢れた台詞とモノローグ、いつものことながら総合芸術としての漫画表現の凄味を見せつけられます。

「ポーの一族」に続いて、ミイラとりがミイラになりかねん…グリンもアシンジャもかっこいいし、キラやエメラダはおろか、ジューシィでさえもめっちゃキレイなのよ。そして全員男なのよ。

マージナル (1) (小学館文庫)

マージナル (1) (小学館文庫)