上遠野浩平『ブギーポップ・パラドックス ハートレス・レッド』電撃文庫

ネタバレ特になし。
能力名があったり二つ名があったり、作を追うごとに中二になってくのかこのシリーズ。なんかいろいろとテンションのおかしい台詞と思考描写に引き摺られて、地の文のクオリティも落ちているように感じられる。章ごとの人生訓エピグラフは相変わらずのイタさ*1だし、本全体としてのエピグラフレッチリってのもどうにもアレ。
シリーズ進むごとに劣化してしまうのは、量産強いられるラノベの宿命なのか。一時間程度でさらっと読み終えられたのが救いだった。
評価はC−。

*1:ヴァーミリオン・キル」って…。