ネタバレ一応注意。
北海道は根室を舞台に、チンピラたちがドンパチやるお話。
ストーリィもキャラクタも、起伏や新鮮味に乏しい。バカが集まってバカやってるだけの、内容のない話に思われてしまった。千夏とかいう「回想の女」以前にメインのキャラクタ、裕司は単に粗暴なだけ、幸司は状況に抗いつつも流されるだけ、敬二もちょっと凄みあるかと思えばあっけなく再起不能(リタイア)。まったく興味の持てない人たちだった。
「ノワール」…暗黒小説と呼ぶには、薄墨めいて淡い雪月夜の風景。
評価はC−。
- 作者: 馳星周
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/10
- メディア: 文庫
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