司城志朗『恋ゆうれい』講談社文庫

ネタバレ注意。
タイトルおよび亡妻の幽霊が現れるって段階でハートウォームなゴースト・ストーリィだと思ったら、実は結構シビアなホラーでした。親本時『ブルー・デビル』のがタイトルは合ってるな。
文章*1もキャラクタもストーリィも、あるいは放送作家経験者らしい「業界の内幕」も、いずれも過不足なく、まとまりのいい作品ではある。ストレスなくあっという間に読めた。
それ以上のものではないが…。
評価はC。

恋ゆうれい (講談社文庫)

恋ゆうれい (講談社文庫)

*1:レトリックとか若干春樹かぶれっぽくもあり。