ネタバレ特になし。
クドカン初のオリジナル連ドラ脚本。
主演男優が怪我したかなんかで、放映遅れたり短縮されたり、代替再放送の刑事ドラマのが視聴率よかったりと不運続きだったらしい作品。まったく観てはいなかったのですが、こうして読んでみると、まあまあよくできた青春コメディではないでしょうか。
主人公が途中車椅子なのもそれゆえとは思いますが、その辺りは「怪我の功名」かな、という感じもないではないし、『IWGP』や『木更津キャッツアイ』のサブカルの香気、凝った構成の妙は抑えめのおとなしい脚本ではありますが、その分ハードルは低く、安心して見てられるかと思います。演出はどうだったんだろうね、それによってもだいぶ変わると思うけど。
しかしそんな中、岩松了に振られた役に関してはすぐに演者の顔、あの芝居が目に浮かんで面白かった。今回のサブカル担当、やっぱあの人記名性高いなw
評価はC+。
- 作者: 宮藤官九郎
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/05/25
- メディア: 文庫
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