『池袋ウエストゲートパーク 2』

2巻め。
二話収録。「ニンジンの回」と「ミカンの回」。
前者、「稀代のワル」さんを中心とする回はまあ前からの流れだからほかっとくとして、「ミカンの回」は連作中でも出色ですよね。この回は演出が堤幸彦じゃなくて、部分的に冗長だけど、逆に恋と友情の要素が、ベタなれどベタなりに感動させてくれる。ひきこもりの同級生周りのエピソードはダメです。俺弱いですこういうの。
サル役の妻夫木くんはブレイク前夜でしたでしょうか? その辺の時系列はいまいち記憶にないんですけど。芝居があまりにも洗練されてなくて、まだヤクザになりきれていないサルにはむしろハマってたかも。
しかしここ周辺はキングに見せ場がなくてつまらん。早く出てこいバレリーナ。あと小雪