あだち充「H2 5・6」小学館文庫

なーるほど。
ここに来て、春華はだいぶ醸し出してきた感がありますね。かもすぞコラ、てなもんで。
段ボール→遊園地の見事な流れとか(こいつ絶対ラブコメの人だよ。超楽しそうに描いてる)、鮮烈極まりないドンホーとか。特に後者はちょっとヤバかった。こんなもん卑怯だわ。卑怯。
で、それはそれとして、この2冊で一番インパクトがあったのは、実は今まで気づかなかった橘英雄のウザさなんですよね。ひかりをマネージャーにしようとしてみたり、衆人環視の教室にハンカチ貰いに来てみたり。木根を野球部に引き入れた時の最高の役者っぷりとはまったく異なる道化っぷり。こんなウザいキャラでしたっけこのコ…?
共通点は多分「天然」ですね。タイプの異なる天然がいっぱい。月イチで翻弄されることにしましょう。

H2〔文庫版〕  5 (小学館文庫 あI 65)

H2〔文庫版〕 5 (小学館文庫 あI 65)

H2〔文庫版〕  6 (小学館文庫 あI 66)

H2〔文庫版〕 6 (小学館文庫 あI 66)