あだち充「H2 17・18」小学館文庫

盛り上がってまいりました。
あと二巻で終わりですもんね。
ひかりがいい加減ウザい、あるいはひかりママが死ぬ必然性がいまひとつ分からない、と主にひかり周りでブツブツ文句垂れながら17巻を読んでいたのでしたが、18巻に入ってからは一気呵成でした。
中井くんとかって明和の三番が突然ちょーかっこよかったり、柳くんもいい感じにせつなかったりで。ひかりも小山内に対する粋なフォローで名誉挽回。でもだから、18巻ラスト近くの三奈川某に関する展開はウンザリでもありました。今更こんな小物出さなくていいから、尻窄みにしないでください、と。
さて、そんな中今回のベスト台詞はすっかり受験生と化した広田くんより。

くく……
趣味の草野球……だと?
てめえらにゃ一生ムリだ。
化け物め……
(17巻306p)

なんて悪そうで、なのになんていいセリフ!
…これ以降出て来ねーんだろうな、きっと。

H2〔文庫版〕  17 (小学館文庫 あI 77)

H2〔文庫版〕 17 (小学館文庫 あI 77)