雁屋哲(作)/花咲アキラ(画)「美味しんぼ 13・14・18」小学館文庫

かのトラウマ深き「ドライビールの秘密」…

も含まれる、まだまだ面白い…というか一番油ノッてんじゃねえの、って時期。「ドライビールの秘密」は独善性の萌芽ではあるが同時にパワフルで、小学生の私にスーパードライへの忌避感を植え付けたのも納得の出来。
後攻絶対有利の対決とか、「仏の足」とか、プロットの甘さも若干見えるけど、「究極の披露宴」の三谷夫妻とか、要所で圧倒的クズっぷりを見せつけて笑えない富井とか、キャラ立ちでお話を推進できている。二木、岩城の絡みはちょうど抜けてるあたりにありそうだけど…まあいいや。
個人的には「食は三代?」みたいな、連載序盤よくあった食クイズネタはもっとあっていいと思うなー楽しいし。あとチヂミやタピオカの新奇扱いが時代を感じさせるのと、牛タンめっちゃ美味そうなのが印象的。
表紙の話、個人的には13はビール、14は粥、18は鍋焼き饂飩だなーやっぱり。あ、18は山菜天婦羅も捨て難い…。

美味しんぼ (13) (小学館文庫)

美味しんぼ (13) (小学館文庫)

美味しんぼ (14) (小学館文庫)

美味しんぼ (14) (小学館文庫)

美味しんぼ (18) (小学館文庫)

美味しんぼ (18) (小学館文庫)