伊藤計劃『伊藤計劃記録1』ハヤカワ文庫JA

ネタバレ特になし。
作家デヴュー以前のゲーム絡みの雑文、およびブログ原稿の書籍化。
大半を占める映画論は、観てるところ俺とは違うなーって感じだったし、非モテとしての自己言及は作家としてのキャラクタを壊す感じがして、書籍化にあまりポジティブな意味を見出せなかった。
その印象もただ、やはり病気関連の記述が身につまされて、どうしてもせつなく読んでしまうためだったかもしれないが。2005年10月21日の記述とか、ちょっと読んでられない気さえする。
…俺は運がよかっただけだったなーと本当に。今週の定期健診でも経過は良好でした。
記録のみ。