雁屋哲(作)/花咲アキラ(画)「美味しんぼ 4・5・7」小学館文庫

まだまだ面白い序盤巻。
カブレてた記憶も未だ鮮明であります。ワサビの使い方とかね…今思えば、別に好き好きだろこんなん、と思うけれどw
イカの肝の塩辛のエピソードがアン肝のまんまやんとか、素材を生かす⇔技巧を凝らすの対立軸は、互いが立場入れ替えて同じことやってるだけとか、鯛の干物やマカロニなど説得力に疑問のメニューもあったり、アラもいろいろ見えてきてるけど、雄山もちょっとツンデレの気味入ってきたり、シリーズとしての推移を見守る愉しみは深まってきてます。あああとアラと言えば、5巻「手先の美」の158pの無理にセリフ詰め込んでるコマは、挿話の主題…熟練の寿司職人の動きの無駄のない機能美…とまったく相反してて逆に面白かった。
あとさ、表紙の写真、その巻の内容に準拠したやつにならんかね。4巻は生牡蠣ないしオムレツだろうし、逆に4巻表紙のステーキは5巻でも7巻でもいいし、5巻に鮎なんて影も形もねーだろ、と。
そういう細かいクレームも、処分するんだから関係ないけどね…でもやっぱ序盤はちょっと惜しいなー。

美味しんぼ (4) (小学館文庫)

美味しんぼ (4) (小学館文庫)

美味しんぼ (5) (小学館文庫)

美味しんぼ (5) (小学館文庫)

美味しんぼ (7) (小学館文庫)

美味しんぼ (7) (小学館文庫)