ベッドの下から。
全体的なレトロモダンな雰囲気、暗示的・断片的な群像劇という構成、背後にほのめく「奇遇」の存在、ミュージカルシーンなどに見られる茶目っ気*1と、心惹かれる要素は非常に多く、冗長な部分がないわけではないが三時間しっかりと観れたし、決して嫌いなタイプの映画ではないのだが。
…しかしあれだけ冒頭から「なにかある雰囲気」を醸し出しておきながら、オチがあれだけってのは納得がいかない。あれで各人のドラマが完全に繋がるとか、あるいは伏線なしでいきなりあのオチだったら評価のしようもあるのだけど。
キャストに関して、男優陣は演技派揃いで見所多し。三時間観てるとややくどいシーンが多かったが。特にW.H.メイシーは見事にキモい。某国首相に似てるなあ…。あとどうしてもジュリアン・ムーアが生理的にダメなので、メローラ・ウォルターズと子役ばっかり観てました。
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