前提としてインストの良し悪しは判りません。
なのでラップ曲についてだけ感想。2001年の作なので、『SELL OUR SOUL』の前夜。トラックは2ndに通じる不穏なアンビエント、リリックは1stの地続きにあるような攻撃性がそれぞれ色濃い。
猿しばいなショーをするクルーは職を失う
ウリがバイリンガルってだけじゃこの先は無理だ
おきまりなよく聞いた旅行記は聞き飽きた
マンハッタンのツアーガイドがオマエにはお似合いだ
(「時代は変わる PART Ⅰ」)
…はなかなか言ったなw。
しかし「PART Ⅱ」に描かれる紛争と革命のクロニクルも含めて、表現として中途半端な印象があった。もちろん3rdまで聴いて俯瞰してみての話なのだけど。実際ここまで聴き倒してきて、*12ndは最も聴かないアルバムになってしまった。3rdの洗練と肯定性か、1stの迫力と攻撃性に惹かれます。
- アーティスト: BLUE HERB RECORDINGS
- 出版社/メーカー: インディペンデントレーベル
- 発売日: 2001/05/05
- メディア: CD
- クリック: 7回
- この商品を含むブログ (12件) を見る
*1:僕のi-podの再生回数は『LIFE STORY』と『生命力』が図抜けています。