北村薫『詩歌の待ち伏せ 1』文春文庫

ネタバレ特になし。

詩歌に関するエッセィ。

紹介者としての著者の手腕については改めて言うべきこともない。

それは論争においてなお。《かもめ来よ天金の書をひらくたび》(三橋敏雄)は著者に与するけど、《閑さや》は俺、全山覆う多数の蝉のイメージだけどな…。

あと、八十の詩で惹かれたのが同じで嬉しかった。

評価はC+。