北村薫『詩歌の待ち伏せ 2』文春文庫

ネタバレ特になし。

詩歌鑑賞エッセィの二。

「卒業歌」のような詩歌探偵展開も面白いのだけど、それ以上にメインストリームにいない詩人俳人たちに食らわされた。大川宣純「てんごう」にはまさに待ち伏せをくった感じでガツンとやられたし、谷中安規についても同様。

みちたりてをどるにあらず苦しみのときがたなくてわれはをどれり

それぞれのサバービアにこうした詩人がいるのかと思うと、果てしない。

そしてこの本の最大の収穫は、中城ふみ子という人の存在を知れたこと。中井英夫との往復書簡もやばかったけど、wiki読んでたらさらにやばかった…『黒衣の短歌史』を読みましょう。

さすがの名伯楽(?)北村、読みどころたっぷりの好著でした。

評価はB。