ネタバレ注意。
15年前に起きた女性教師墜死事件の、急転直下殺人事件としての再捜査を描く長編。
過去の「ルパン作戦」のパート、不良高校生たちのカラミがお寒くって、現代の警察小説パートが救いだなーって読んでたけど、だんだんとそっちもシンドくなっていった。三億円事件と絡めた大風呂敷がどうとか以前に、作品を構成する諸要素のほとんどにリアリティを感じられない。
横山秀夫はコレジャナイなー。いかにもな若書き、さもありなんという印象。
評価はC。
- 作者:横山 秀夫
- 発売日: 2009/04/09
- メディア: 文庫