古野まほろ『R.E.D. 警察庁特殊防犯対策官室 ACT2』新潮文庫nex

ネタバレ注意。

「サッチョウ・ローズ」シリーズの二。今回のネタは、国政・地方行政・反社会勢力・仏製巨大資本によって構築された、少女人身売買ネットワーク。

表紙絵の通り、特に舞春が大暴れです。いいよね彼女。

お話自体は次回に続くスケールで、マクロ/ミクロ共にシリーズ・ボス級の敵の存在も仄見えてきました。そういうこともあって、この本だけで見ると、アクションのスペクタクルや勧善懲悪のカタルシスに物足りない部分があるのはやむを得ないところ。

渡仏の次巻も持ってるので、割と楽しみに読みます。

評価はC+。