ネタバレ注意。
吉祥寺のどこかに佇む紅茶店(カフェに非ず)に訪れる人々が抱えた問題を、店主の陰陽師と式神たちが解決する、シリーズ短編集。
この節操のないゴッタ煮感は、まほろのことなので確信犯だと思うけど、陰陽師はいつものネタで「またですか…」って感じだし、あとがきによれば紅茶もガチで愛好家みたいだから、意外と天然だったらいやだなあと。
お話はトガったところのないヒューマンなドラマに、陰陽術と紅茶で味付けしたオーソドックスなつくり。まほろ節も抑えめで読みやすくはあるけど、コレといった感興はありませんでしたと。
評価はC。
おんみょう紅茶屋らぷさん ~陰陽師のいるお店で、あなただけの一杯を~ (メディアワークス文庫)
- 作者:古野まほろ
- 発売日: 2016/04/23
- メディア: 文庫