ネタバレ一応注意。
招き猫コレクタの富豪の邸宅で殺人事件が起きる、烏賊川市シリーズの長編。
トリックは非常に明快で、画的なインパクトもあるものだけど、それを導くための状況設定も、伏線を埋設するためのドタバタも、込み入ってたり冗長だったりの印象があって、俺は正直ウンザリしてしまった。2/3の長さでなんとかして欲しかった。
小説としては明快さに欠ける本作、霧舎巧解説もそれに倣ったようにつまらなかったです。
評価はC。
- 作者: 東川篤哉
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2008/02/07
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 20回
- この商品を含むブログ (43件) を見る